顔にできるゴルゴラインは老けて見えるから気になるという方もいるかもしれませんが、これを消す事はできるのでしょうか?
ゴルゴラインって何?
医学名ミッドチークラインとも呼ばれているゴルゴラインは目頭から頬へ斜め方向に出る線の事であり、名前の由来は有名な漫画のキャラクターですが、表情を動かしていなくても常に線が出るためシワではありません。
本来は皮膚や脂肪に覆われて隠れている靭帯なので見えませんが、加齢などで下瞼の眼輪筋や表情筋の筋力が弱まっていたり、皮下組織の弾力が低下やコラーゲンが減少したり、皮下脂肪が下垂みする事によって、目の下の線が強調されて窪みが発生するのです。
これがあると老けて見えるだけでなく、げっそりとして疲れているように見えたり、常に怒っているように見られたり、ファンデーションがゴルゴラインに溜まったり、逞しい印象を与えてしまいますよ。
主に40代以降に出る症状ですが、近年では20代の若い人にも現れると言われています。
この症状は予防する事ができますし、日頃からの習慣を変える事によって改善できますよ。
できやすい人
男女問わず加齢に伴いできる症状であり、頬骨が平らに近いくらい目の下の脂肪が少ない人や靭帯が発達している人、痩せ型体型の人など遺伝や骨格によってはできやすい人もいるのです。
普段あまり笑わず、表情筋を動かさないで無表情でいる事が多い人も表情筋が衰えやすいですし、癖のある笑い方をしている人も注意が必要ですよ。
パソコン作業やスマホの使用によって眼精疲労で悩んでいる人も、目の周辺の血行やリンパの流れが悪くなるとゴルゴラインができやすいのです。
クマやたるみが発生しやすい目の大きい人や、喫煙者も血行不良により肌が乾燥して弾力が低下しやすいため、ゴルゴラインが発生しやすいと言われていますよ。
他にも、食生活が偏っている人や姿勢が悪い人、睡眠不足の人はゴルゴラインができやすいので日常生活の中で改善しましょう。
メイクで隠す!
メイクでゴルゴラインを目立たなくさせる事ができますよ。
どちらも肌の色やファンデーションの色よりも明るい色を選びましょう。
ゴルゴラインに沿うように細かく線を入れつつ馴染ませていきますが、広げすぎないように気をつけましょう。
コンシーラー溝が深い場合にオススメですから、メイクが厚くならないように気をつけながら筆やブラシで乗せていきましょう。
馴染ませすぎたり、ぼかしすぎると効果が薄くなってしまうので注意しましょう。
美容整形で改善
物理的に窪みを埋めて目立たなくする事ができる
安価な施術だが、体内に吸収されてしまう
効果を保つためには定期的に継続的な施術が必要
ヒアルロン酸を入れすぎると動脈が詰まるなどの危険性がある
根本的には解決できない
ヒアルロン酸よりも効果とダウンタイムが長い
自分の腹部や太ももの部位にある脂肪を注入する定着しやすい
アレルギー反応が起こりにくい
施術後に内出血と腫れが出る事がある
根本的には解決できない
コラーゲンの生成を促進できる
照射した部位の肌質を改善できる
効果の持続期間は使用する機器によって異なる
ダウンタイムは殆どない
腫れなどの副作用が出る事もある
たるみが原因なら根本的に解決できるがダウンタイムが長い
メスで切開する方法と糸を使う方法がある
糸が溶ける施術の効果は持続しにくい
ゴルゴラインの状態は人それぞれ異なるため、それを見極めながら手術する必要がある
どんなケア方法
普段から表情筋を積極的に使って笑う
マッサージ人差し指の側面を使って目の下の筋肉を解す
頬全体の筋肉を満遍なく解す
血行とリンパの流れを改善
あいうえお体操
目を大きく回す体操
表情筋を動かして鍛える
保湿ケアや水を飲んで乾燥予防
コラーゲンやアミノ酸の補給
日焼け止め
美顔器の使用美顔器にも幾つか種類があるので、自分に合う物を選ぶ
眼精疲労の改善蒸しタオルで目元を温める
猫背の改善
瞬きの回数を増やす
ゴルゴラインのケアは継続的に実践する事が大切ですが、セルフも美容医療も方法を間違えると逆に悪化してしまう事が考えられますから、自分の症状に合う方法を選んで実践する事が大切ですよ。
目の周辺の筋力をマッサージ・エクササイズする際には、眼球を傷つけないように気をつけましょう。
美容整形の施術を受けるなら、腕の良い医師を探す事から始めましょう。
一人で悩まずに、医師のカウンセリングを受けて相談して症状を改善しましょう。