いつの間にかできてしまった黒子がコンプレックスになっているという方も多いかもしれませんが、それを除去する事ができるのでしょうか?
そもそも黒子って何?
メラニン色素を含んでいる細胞が集まってできた物であり、基本的には皮膚の良性腫瘍として扱われています。
黒子とシミは異なる物であり、黒子はシミよりも濃いという特徴がありますよ。
黒子の数は遺伝によって多い人もいますが、黒子が増える原因の一つは紫外線だという事です。
思春期に黒子が増えたり濃くなったり、さらには大きくなるケースもあると言われていますが、50代くらいになると黒子の色が薄くなったり、数が増えなくなるのだそうです。
ストレスや妊娠などホルモンバランスの乱れでも黒子が増える事があるのだそうです。
黒子にも種類がある?
色素性母斑
黒子は良性腫瘍とは言われていて数が増える事はありますが、その全てが癌になるわけではないのです。
黒子は取れるの?
もし後天的な黒子が何かの拍子に取れてしまっても基本的には問題ないと言われていますが、自分自身で削り取ったりした場合には炎症を引き起こす可能性が高いため、清潔な状態に保つ事が大切ですよ。
紫外線対策を行ったり、極力皮膚に刺激を与えないように注意したり、皮膚のターンオーバーを意識する必要があるのだそうです。
施術方法
黒子の種類によって施術が異なりますので、医師のカウンセリングをきちんと受けておきましょう。
切除
電気凝固
レーザー
レーザー機器を使って黒子を除去する方法ですが、使用するレーザー機器はクリニックによって異なります。
黒子のある気になる部分にピンポイントで照射できるため、関係ない他の皮膚へダメージを与える事なく施術する事ができるのです。
このレーザー施術は良性腫瘍にのみ対応していて施術できる範囲にも限りがあるので、大きい黒子や盛り上がっている状態の黒子はレーザーが届かないのだそうです。
医師の腕によって仕上がりには差がありますし、黒子の大きさによっては数回に分けて施術を行うため、きちんと除去したいなら通院が必要ですよ。
施術した部位は傷跡などは基本的に残りませんが、火傷のような状態になっているためアフターケアを行う事が大切なのです。
切除
メスを使って黒子の細胞を切除するベーシックな方法であり、大きめの黒子の場合にはこの方法を勧められるのだそうです。
レーザーで切除しただけでは奥の方まで全て取りに除けていない場合があるため、切除して除去する事によって再発を防ぐ事ができるのです。
良性腫瘍だけでなく悪性腫瘍や盛り上がっている状態の黒子も取り除く事ができますが、施術によって変形が考えられる部位には向いていない方法です。
術後に痛みを感じたり赤みが出たり、皮膚を切るので傷跡が残ったり目立つ事もありますし、医師の腕によって仕上がりには差があるため医師選びが大切ですよ。
黒子の癌が気になるなら思い切って切除する方が良いとも言われています。
黒子と癌の違い
足の裏に黒子ができたり、黒子の色や大きさが変わったり、血が出た場合には悪性腫瘍や癌の可能性もあるのだそうです。
良性か悪性かは素人が判断する事は難しいため、気になる黒子があったら医師に相談するのがオススメですよ。
黒子が悪性腫瘍になる事もあるそうですが、白人が発症する事が多くて日本人は10万人に1人の割合だと言われています。
黒子は自己診断するのではなく、専門のクリニックで診てもらい、黒子の種類に応じた対処が必要なのです。